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コラム

大学3年生が自己分析をすることに意味はあるのか?

みなさんこんにちは。いよいよ2012年度新卒採用も本格化してきましたね。

現在の就職活動は、社会に出たこともない学生にキャリアや仕事・自己実現について考えさせ、面接で答えさせ、評価することが一般的になっています。そして学生もその質問に答えるために自己分析を必死になっておこなっています。

しかし実際のところ、ここでひねり出した自己分析の答えを、入社後も変わらず「仕事をする上での軸」として持ち続けている新入社員がどれほどいるでしょうか?

私たちの時代の就職活動と言えば、そもそもあまり情報が多くありませんでした。そのため自分の大学のランクに合致した企業に申込み、その中の受かった会社に行くという、「就職はある意味ご縁である」といった意識の強いものでした。
この時点では将来のキャリアを強く意識することはなく、「何となく」選んでいましたし、それでも長期雇用が前提の中でうまくすり合わせができていっていたというのが実際のところでした。

しかし現在の私たちは、そんな過去も忘れてキャリアプランを明確に持っている「即戦力学生」の採用を当たり前のようにやろうとしてはいないでしょうか?

就職やキャリアなど、自分の人生を左右することを決定するには、判断力(高度な直観力も含む)が必要とされます。80年代までは、この能力が多少劣っていても、それが大きな失敗にならないような環境がありました。しかし現在のような先の見えない時代には、社会を知らず判断力も低い学生たちに一生勤める企業を選べと言ってもなかなかできるものではないでしょう。

人事部はこのことを理解する必要があるのではないでしょうか。

その打開策として最近盛んに議論になっていることですが、社会の仕組みとして最初の会社に新卒で入社してから数年(例えば5年)は仮就職期間とし、その後新卒と同じ条件で次のステップを選べる、言わばセカンド就活があっても良いのではないかと私は考えています。
ただし、個々の企業はこれに耐える仕組みがないので、時間やサポートを要するでしょう。

いずれにしても、問題の表面ばかりを見ているだけでは大学生の就職活動問題はきちんと解決できないと思います。問題の根幹に向き合う時がまさに今なのではないでしょうか。

2011.01.20 樋口弘和

 

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