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「安全」なキャリアとは


皆さん、こんにちは。
今回も、前回に引き続き、自分をどう磨いていくかについてのお話です。

先週は、弊社の熊本BPOセンターへ行ってきました。
現在20数名のスタッフが稼働しており、立ち上がって半年の割には活気に満ちています。

熊本という所は住む場所としてはとても良い所で、食べ物、病院の数はもちろん、温泉やゴルフ場にもとても恵まれていて、安くて安全な食物やサービスが提供されるため、弊社の赴任者もなかなか東京に戻りたがらないようです。

さて、熊本のような地方は、産業の大きさに比べて若い労働力が豊富です。
事務職に限っては完全に買い手市場だと言って差し支えないでしょう。

弊社が非常に優秀な人たちを採用できたポイントは、給与水準の違いです。
給与だけでなく、交通費や採用経費も安く、おおざっぱに言うと東京の6割程度のコストで良い人材が採用でき、活躍してくれています。

これは、東京で事務職を営む人からすれば脅威だと思います。
企業内の事務業務は依然としてIT化できない部分が少なからずありますが、当分は東京を中心とした大都市から地方への仕事の移管が進むでしょう。

ITインフラの発達により距離的なデメリットはほとんど感じていません。
あえて言えば、郵送が一日遅れて届くということくらいです。

ワーク・ライフ・バランスを望む事務職の方々は、地方で生活をすることが当たり前の時代が目前に迫っています。

では、自立して東京に暮らしたい人は、この混迷の時代にどのように働くべきなのでしょうか。

私がまず大事だと思うのは、自分の未来つまりキャリアを、会社任せや親まかせ、さらには世の中の常識任せにすることを辞めることです。

高度成長時代に生きた我々は、この点で幸せな人生を送ってきました。
会社という絶対の価値観に従えば、少なくとも落ちこぼれることはなかったのです。

しかし、キャリア人生30年を振り返って私の周りを見渡すと、一つの会社の価値観に従って生き、充実した人生を歩んでいる友人は見当たりません。

つまり、会社というシステムが個人のキャリアや幸せの構築に貢献できる力が衰えてきたのです。

当時と全く状況が変わった今、私と同世代の50歳以上のアドバイスはあまり当てになりません。若者にアドバイスできるのは、会社に依存せずに生きている経営者など一部の人だけでしょう。

さて、私は自社の採用セミナーで、この時代に大企業に入るリスクを訴えています。

それは、先の読めない時代だからこそ、何が起きても会社や他人に依存しないで生きていく選択をしたほうが結果的には安全だと思うからです。

特に20歳代は失うものはありません。リスクと隣り合わせで生きることは、この時代においてとても有利です。なぜならば失敗して挫折して学べる
からです。

失敗は職業人生ではずっと続きますが、挫折は精神衛生上の観点からも度々味えるものではありません。

その意味でも20歳代、遅くとも35歳くらいまでにどれだけ痛い経験をするかが大事です。

実際に、弊社のようなベンチャー企業では、学生時代や入社直後に挫折経験を味わったスタッフが20歳代後半に急に伸びます。
これは私が強い確信を持っている考えです。

若いうちにすべき痛い経験とはどのようなものか、次回はこのことについてもう少し具体的にお話ししたいと思います。

2012.12.06 樋口弘和

 

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